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Dragon NaturallySpeaking Professional

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ドラゴンスピーチ ユーザー様の事例ご紹介

「ITがあったから、私は大学に進学できました」

鈴木さゆりさんは、昨年春に茨城キリスト教大学に入学した大学1年生。社会福祉士の資格をとり、将来は就職して福祉の道で自立していくことを目指している一人の女性です。

ところが彼女は、その夢を阻む大きな困難を抱えています。幼い頃の病気から生じた視覚障害、その後入退院を繰り返すも、体幹麻痺になり今は車椅子の生活に。でも、そんな環境にあっても彼女が自分の夢の実現のために立ち上がれたのは、「パソコンという道具があったから」と言います。「パソコンがあったからこそ、私は大学に進めました。」そう語るさゆりさんはまたドラゴンスピーチのユーザーでもあります。今回は、ひとりでも多くの障害をもつ人にドラゴンをつかってもらい役に立ててもらいたい。との思いで、ご自身の御話をしてくださいました。

<頼るのは、音声でした>

小学校の時代は、病気のために入退院を繰り返し、視覚障害を患ってからは盲学校へ通っていました。点字を覚えたものの、しばらくして体幹麻痺により、手先の感覚が鈍くなり点字を読み取ることも難しくなりました。さゆりさんの日々の勉学を支えたのは、ご家族と水戸養護学校の多くの先生方でした。情報処理技術などITにたけた先生方を中心に、教科書をデータ化して音声でよみあげるなど、主に音声によるソリューションで勉強を進めてきました。情報を得ることは音声で解決できても、問題はどのように自己表現するか。いかに書くかが、大きな課題でした。「書く」という行動が大きな壁となったのです。実際、400文字の原稿を書くのに何週間もかかりました。今通学している大学でも、毎週のようにレポートの提出が求められます。そんな時に、水戸養護学校の大倉先生から紹介されたのが「ドラゴンナチュラリースピーキング(以後ドラゴン)」だったのです。「音声で話すだけで文字が入力できるらしいよ」の言葉に、さっそく試してみました。

<ドラゴンに、糸電話でチャレンジ?!>

ドラゴンは、まず声の登録から始まりです。画面に表示される文章を3分ほどよみあげて、ソフトに声を覚えさせるという作業が必要です。さゆりさんの場合は、画面の文字が読めないのですが、お母様の妙案でこの難題をクリアされました。さゆりさんの近くでお母様が代読すると、マイクがお母様の声までひろってしまい登録がうまくいかなかったため、なんと、「糸電話」でさゆりさんに文章を伝えたとのこと。こうして声の登録のステップはクリアしました。が、さゆりさんは、会話はごく普通に可能ですが、やはり常にまわりの状況が把握できないという不安から、どうしても声が小さくなりがち。したがって声の認識には苦労しています。マイクのオンオフについては、オプション機能を使って、F1キーを押すことでオンオフの切り替えができるようにカスタマイズしました。「アプリケーション起動」といってメモ帳をたちあげることもマスターしました。現在彼女は、より大きな声ではっきりと話すトレーニングをすることによって認識率をあげる、たとえ100%正確でなくとも、お友達とメールでのコミュニケーションができるようになること、また大学のレポート作成の時間がドラゴンを使うことで何とか短縮できないか、チャレンジを続けています。ただ、さゆりさんがドラゴンを使う上で困っていることは、メモ帳がたちあがったとしても、その状態を誰かに教えてもらわなくてはわからないということ、また話した文章をテキスト化して声で修正する場合も、選択肢が見えないので、どうしてもひとりではドラゴンを使いきれないということです。ドラゴンは視覚障害をもつ方にとっては、サポートしてくれる人がいないと完全には使いこなせないのです。

が、さゆりさんの傍らで、常に彼女をサポートしているお母様は、さゆりさんがドラゴンにトライする様子を見ていて、「このドラゴンは障害を持つ方の役に立つ。この技術を使うことで、コミュニケーションの可能性が開ける。又、今まで困難だった入力への道を切り開くことが可能だ」と、確信したといいます。ことに上肢障害、聴覚障害をもつ方とのコミュニケーションに推奨したいとのコメントを頂戴しました。

<障害者が生活しやすい社会の実現に向かって>

水戸養護学校で、さゆりさんを指導した大倉司先生は、在学中だけでなく、養護学校を卒業してからも、一般社会で自立していけるよう力強くサポートを続けています。ITを駆使して情報を集め、自分にとって必要なものを装備していくことが大切だと語ります。「障害があっても、自分自身と向き合い、自分なりの戦略を立てることができれば、道を切り開くことができる」との大倉先生の信念を、さゆりさんはしっかり受け止めて、障害者が生活しやすい社会を創るそのトップランナーとして走ろうとしています。弊社もドラゴンというソリューションで彼女の夢を支えていきたいと考えています。

撮影/フォトスタジオ・ジェスタ 田澤純

*本事例の詳細については、日本医療企画発刊 「かいごの学校」2007年6月号(5月16日発行)でも紹介されますのでご覧ください

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